家系図を描いてみようと思ったとき、パソコン操作に慣れ親しんでいる方は、大きな画面でキーボードとマウスで家系図を作る方法を検討することになります。パソコンで家系図を作る場合に、最も手軽なのはエクセルやパワーポイントで作る方法です。しかしエクセル・パワポの操作が得意でない方や、もっと簡単にデザインが整った本格的な家系図を作りたい!とお考えの方は家系図ソフトの活用を検討することになります。
そこでこの記事では、私達のような家系図作りの専門業者が実際にソフトを購入し、使用してみた印象をもとに、主要な家系図ソフトをポイント別に比較してまとめました。数多あるソフトの中から自分にピッタリのソフトを選ぶことで、作業がはかどり、かつ納得できる家系図が作れるようになります。読者の方の家系図ソフト選びの一助になれば幸いです。
目次
家系図ソフトを比較するポイント
市販の家系図ソフトは、無料、有料含めると数十種類のソフトが存在します。それぞれを比較する上で5つのポイントを定めました。このポイントについて個別に評価をした後、私達が使用した印象をコメントします。
5つの評価項目
- 操作のしやすさ
- 家系図の仕上がり
- ファイルの汎用性
- ユーザーサポートの充実度
- 機能の充実度
1.操作のしやすさ
ユーザビリティとも呼ばれる、いわゆるソフトの“操作のしやすさ”のことです。家系図ソフトにはたくさんの情報を入力することになりますので、操作のしやすさによって情報の入力の効率が大きく変わってきます。
2.家系図の仕上がり
家系図を作るためのソフトですから、仕上がる家系図の美しさも重要なポイントになります。
3.ファイルの汎用性
パソコンで家系図を作る上では、どのようなファイル形式で保存されるのか、専用のデータ以外にも情報の出力方法があるのか、は気になる点だと思います。専用のデータでしか保存できないと、家系図の編集をするときには永久にそのソフトを使い続けなければいけなくなってしまうためです。
4.ユーザーサポートの充実度
パソコン用のソフトを使い始めると、必ずわからないことが出てきます。そんなとき、ユーザーサポートの窓口が充実しているかは重要なポイントになってきます。
5.機能の充実度
家系図ソフトには家系図を作る以外にも様々な機能が実装されているものです。どのような機能があるのか、その機能が自分にとって必要な機能なのか、判断していただくための指標です。
無料のフリーソフトの紹介
エクセル家系図
開発者:hiro104 さん
▼ダウンロードページ(Vector)▼
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se506212.html
1.操作のしやすさ ★★★☆☆ |
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個人カードへは氏名・続柄・性別・生年月日・没年月日等を入力できます。整理されていて入力しやすいです。同じ画面に家系図簡易表が表示され、どこを入力しているかが分かるようになっていて親切な設計になっているものの、使い慣れるまで多少の時間が必要です。 |
2.家系図の仕上がり ★★★☆☆ |
父方と母方で色分けされているので見分けやすいですが、名前の欄が固定されて好きな場所に移動できません。卑属(下の世代)につなぐ場合、罫線が名前の右横から出る仕様になっています。 |
3.ファイルの汎用性 ★★★★★ |
エクセルファイルなのでダウンロード後、他の用途にも使用することができます。 |
4.ユーザーサポート ★★★☆☆ |
作者のブログがユーザーサポート窓口の役割を果たしています。使い方を紹介するWEBサイトも存在します。 |
5.機能の充実度 ★★★☆☆ |
・入力した個人データをもとに家系図を作成し自動で罫線が引かれる ・コメント表示機能により任意の情報を家系図に表示することができる ・写真の挿入もできる ・名前の色分け機能により家系ごとに見やすく整理することができる ・家系図とデータがリンクしているので修正が簡単にできる ・更新履歴シートがついているので更新状況が管理できる ・サンプルデータを使って家系図の自動作成状況が確認できる |
プロの使用感コメント ★★★★☆
説明用のシートがあり丁寧に解説されているので、説明を熟読してしばらく操作していると入力ができるようになります。マクロが設定されていて、入力したデータをもとに自動で家系図を作ってくれる優れものです。変更がある場合でも、家系図作成ボタンで自動に変更してくれます。好きな写真も挿入できるので、家系図の見栄えにもこだわることができます。ファイルもエクセルなので汎用性が高いです。使い方によっては本格的な家系図のように仕上げることができますし写真を挿入することで楽しい家系図にすることもできます。無料で利用できるフリーソフトの中では比較的メジャーなソフトといえます。エクセルファイルでできているため、そもそもエクセル(Microsoft office)のライセンスを持っていないと利用できない点には注意しましょう。
家系図ツールズ(Free Edition)
開発者:ただまつ さん
▼ダウンロードページ(Vector)▼
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se445963.html
1.操作のしやすさ ★★★☆☆ |
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個人の情報の入力が簡単にできます。情報を入力する画面に配偶者・父・母や写真や住所等、分かりやすくなっています。自動で線が引ける点、個人を好きな位置にドラッグできる点が良い。反面、続柄や養子の表記はできません。 |
2.家系図の仕上がり ★★★☆☆ |
好きな位置に名前を配置できるので、自分なりに見やすく家系図を作ることは可能。線を跨ぐ機能はない。写真や生年月日の表示を名前と一緒に表示できます。 |
3.ファイルの汎用性 ★☆☆☆☆ |
他のソフトでは開けない専用ファイルで保存されます。 |
4.ユーザーサポート ★★★☆☆ |
手厚いサポートはないが、質問/感想/不具合/要望などの窓口は設けられています。 |
5.機能の充実度 ★★★☆☆ |
・情報を入力することで名前が表示され好きな場所に配置できるので家系図が簡単に作れる ・個人情報の入力画面に配偶者や父・母を入力することにより自動で罫線が引かれる ・家族情報の入力によりグループとして家系図に枠を表示できる ・写真の挿入もできる ・年表の表示もできる ・作成した家系図はWebで公開することができる |
プロの使用感コメント ★★★☆☆
説明を読まなくても使い始められるくらいわかりやすく設計されています。個人の情報を入力する画面で、配偶者・父・母を入力すると自動で罫線が引かれる優れもの。名前も好きなところに配置ができるので比較的自由度の高い家系図が作れます。写真の挿入や生年月日の表示が名前と一緒にできるので、作れる家系図の自由度は高く、その点が一番の魅力のソフトといえます。フリー版だと機能の制限があり、家系図の印刷ができない。そのため必要に応じて有料版(1,136円税込)にグレードアップすることも検討することになります。
有料ソフトの紹介
親戚まっぷシリーズ つくれる家系図3
開発:㈱石川コンピュータ・センター、ソースネクスト㈱
▼商品情報ページ▼
https://www.sourcenext.com/product/0000013533/
価格:ダウンロード版 4,380円(税込)
1.操作のしやすさ ★★★★☆ |
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マニュアルがなくても直感的に入力が始められます。西暦・和暦ともに入力可能で続柄も入力できます。欲をいえば前配偶者など二人の配偶者を入力することはできないので、相続を念頭に入れたときの親族関係の整理、複雑な家系の表現という点では物足りなさが残ります。 |
2.家系図の仕上がり ★★★☆☆ |
一定のひな型より自動生成されるため、だれが作っても均一に仕上がりが期待できます。その反面意図的にレイアウトを変更することはできない仕様。典型的な家系であれば申し分ありませんが、子が多い場合などでは用紙に収めるのが難しい場合があるかもしれません。 |
3.ファイルの汎用性 ★★★☆☆ |
CSVファイルでの書き出し機能があります。 専用のAndroidアプリとの連携ができます。 |
4.ユーザーサポート ★★★★★ |
同社HPでQ&A方式で丁寧に使い方等を開設している他、メール等での問い合わせにも対応しています。 |
5.機能の充実度 ★★★★☆ |
・名前を入れるだけで家系図を自動作成 ・生年月日等、表示情報のカスタマイズ ・連絡先他、個人情報の管理 ・慶弔予定や記念日登録 ・個人データへの写真の差し込み ・直系家系図と蝶型家系図の自動作成 ・家紋図柄1,200点が収録されている |
プロの使用感コメント ★★★★☆
家系図を作成し印刷することに特化した人気ソフトです。直系家系図、蝶型家系図などを自動で生成できる他、家ごとに整理して家系図を生成してくれます。入力項目も多く、住所録や電話帳としても活用できます。図の作成はかなりの部分が自動化され、きれいな仕上がりが期待できる反面、複雑な家系図を作成したい場合はカスタマイズできない部分が多く、かゆいところに手が届かないことがあるかもしれません。
戸籍の取り方から種類、読み方まで簡単に説明してある「戸籍収集準備ブック」が付録としてついてくるのは嬉しいポイントといえます。本シリーズは現在、ダウンロード版のみの提供となっていて、メーカーサイトから購入できます。
らくらく家系図作成
メーカー:株式会社デネット
▼商品情報ページ▼
https://www.de-net.com/products/raku_kakeizu/
価格:パッケージ版、ダウンロード版ともに 2,990円(税込)前後
1.操作のしやすさ ★★★★☆ |
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シンプルで直感的に入力が始められるくらいわかりやすく、マニュアルを頼る必要がありません。続柄を入れる項目がないのが残念なポイント。和暦に対応していないので、生年月日、没年月日を入力したい場合は西暦に換算する必要があります。 |
2.家系図の仕上がり ★★★☆☆ |
婚姻、子・兄弟などの線が自動できれいに引かれるのは使い勝手がよいです。 線を跨ぐ機能がないため、関係性が少しでも複雑になると通用しない場合が考えられます。 |
3.ファイルの汎用性 ★☆☆☆☆ |
他のソフトで読み込める形式での書き出し機能はなく、ファイルはこのソフトでのみ利用できます。 |
4.ユーザーサポート ★★★★☆ |
ホームページにてユーザーサポートあり。操作マニュアルもWEB公開されています。 |
5.機能の充実度 ★★☆☆☆ |
・生年月日や住所、電話番号等の個人情報の管理 ・顔写真を入れることができる ・人物位置を自由に調整できる ・フォントや枠線などの書式設定 ・コメントの自由追加 ・直系家系図の生成 ・縦書き対応 ・プリントアウト時の背景素材を収録 |
プロの使用感コメント ★★★☆☆
シンプルですぐに使い始めることができ、家系図を作成し印刷することに特化しています。家系図作成とプリントアウトに特化しているため、機能自体は多くありません。
家系図の線も自動化されていて煩雑さはありませんが、複雑な家系図になった時は混線し見づらいものになるかもしれません。和暦が使えず、全て西暦に換算する必要があります。「誰でもできる家系図作成」の仕様と似ています。パッケージ版、ダウンロード版ともにAmazon等から購入できます。
誰でもできる家系図作成
メーカー:株式会社アイアールティー
▼商品情報ページ▼
https://irtnet.jp/series/daredemo_kakeizu/
価格:○パッケージ版 2980円(税抜)
1.操作のしやすさ ★★★★☆ |
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マニュアルを読まなくても作業が開始できます。先に名前だけを入力し人物追加ができる。必要に応じて情報を別ダイアログで入力するので楽。続柄は入力できませんが、コメントとして入力する事で表示ができます。生年月日、没年月日は西暦のみなので戸籍から入力するには和暦から西暦に換算する必要があります。 |
2.家系図の仕上がり ★★★☆☆ |
罫線が自動で引かれ、文字・罫線の大きさや太さなどを変えられます。養子を線種によって区別することもできます。ただし、線を跨ぐ機能はないため、単純な家系図には向いていますが、複雑になった場合は対応が難しくなりそうです。 |
3.ファイルの汎用性 ★☆☆☆☆ |
データはこのソフトでのみ利用できます。 |
4.ユーザーサポート ★★★★☆ |
無料サポートがあります。 |
5.機能の充実度 ★★☆☆☆ |
・生年月日や住所、電話番号等の個人情報の管理 ・顔写真を入れることができる ・人物位置を自由に調整できる ・フォントや枠線などの書式設定 ・コメントの自由追加 ・直系家系図の生成 ・縦書き対応 ・複数ページにわたる家系図作成 |
プロの使用感コメント ★★★☆☆
家系図を作成し印刷することに特化しています。住所や電話番号等も入力できるが、機能自体は多くありません。家系図に関しては比較的楽に作成できる分、他の機能は少ないです。名前を好きなところにドラッグできる点、罫線が自動で引かれる点、名前の表示の大きさや字体を変更できる点、コメント欄を活用して続柄や実父などの添え書きができる点などは使い勝手がよいです。単純な家系であれば十分だと思われますが、人数が多い場合など複雑になった時の対応が難しいです。「らくらく家系図作成」の仕様と似ています。パッケージ版をAmazon等から購入できます。
家系図作成ソフト「かんたん家系図」
メーカー:株式会社ヴィンテージ
▼商品情報ページ▼
http://kakeizu.vintage.ne.jp/
価格:○パッケージ版 7,980円(税抜) ○ダウンロード版7,800円(税抜)
1.操作のしやすさ ★★★★☆ |
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入力手段が少なく大変シンプルな仕様です。テキストを入力することと付属のアイコンを利用して作図します。 |
2.家系図の仕上がり ★★☆☆☆ |
アイコンを配置して作図するので、だれが作っても均一的な仕上がりが期待できますが、フォントが変更できないなど不都合も多く、単純な家系図しか作ることはできません。 |
3.ファイルの汎用性 ★☆☆☆☆ |
ソフト独自のファイル形式につき汎用性はありません。 |
4.ユーザーサポート ★★☆☆☆ |
業者HPはあるがブログ形式のもののみで、専用のサポート窓口は設けられていません。 |
5.機能の充実度 ★☆☆☆☆ |
・文字、アイコン、写真を升目に沿って並べるだけの簡単操作 ・マウス操作のみで家系図作成ができる |
プロの使用感コメント ★★☆☆☆
家系図をほぼマウスで作成できるまで潔く機能を省いており、パソコンに不慣れなお年寄りなどには使いやすそうです。しかし、それなりの仕上がりを求めるとしたら物足りない部分も感じられます。他の市販ソフトが3,000円から4,000円程度で高機能のものが出ている一方で、「かんたん家系図」の定価は7,800円(税抜)と倍以上。作業が自動化されている部分もないため、自由度が高い反面、作図機能とそれをプリントするのみで他の機能の充実度は低いです。パッケージ版をメーカーサイト及びAmazon等から購入できます。
家系図ソフトのメリット・デメリット
メリット
1.ある程度体裁の整った家系図が作れる
デザインの素養がなくても整った家系図が作れることが家系図ソフトを使うメリットといえます。本来家系図は、紙に手書きで作っても問題ないものですが、ソフトを利用することで、体裁のよい家系図が作れるようになります。
2.家系図以外の使い方もできる
家系図ソフトには、家系図の描画以外にも多くの機能が付帯していることが多いものです。そのため、家系図作りだけではなく、親戚の連絡先や住所を管理するためのソフトとして利用される方も多いです。
3.作業のモチベーションが上がる
新しい洋服を買うと外に出掛けたくなるように、家系図ソフトを購入すると家系図を作りたくなるものです。そういった自分のモチベーションへの投資としても家系図ソフトは役立ちます。家系図作りは扱う情報が多く、時間がかかるものですから、作業を楽しみながら、自分のやる気をうまくコントロールすることも大切です。
デメリット
1.ソフトの使い方を新しく覚えなければならない
家系図を作る方法を覚えると同時に、ソフトの使い方を覚えなくてはならないことはデメリットといえます。特にパソコンの操作が不得意な方は要注意です。家系図を作るだけでも大変なのに、さらにソフトの使い方を覚えるのに苦労してしまっては本末転倒だからです。
2.デザインの自由度が少ない
よくある間違いは、市販の家系図ソフトでプロ並の家系図を作ろうとすることです。家系図は単純に見えて、非常に複雑な場合もあり、イレギュラーなことも多く発生します。ソフトは操作を簡易にすることを優先して作られているため、そういった細か過ぎる設計に対応していないものなのです。分家・養子縁組・離婚等が多い場合や、先祖の人数が多い場合は対応できない事態に陥ります。家系図ソフトで作った家系図は一見キレイなようで、私達から見るとキレイな家系図ではありません。家系図のデザイン自由度がなく融通が利かないため、家系図の専門業者が一般向けの市販ソフトを使うこともないのです。
3.ファイルの互換性が低い
互換性とは、「お互いに換えが効く性能」のことです。例えばマイクロソフトが開発したエクセルファイル(xlsx)で家系図を作れば、あらゆるPCソフトでファイルを開いて編集ができることになり、互換性が高いといえます。一方、市販の家系図ソフトの大半は、そのソフトでしか開けない専用のファイル形式で保存されます。そのため、ソフトの開発が終わってしまい、ユーザーサポートが終了したら、二度と家系図の編集ができなくなってしまう可能性もあります。この点はソフトを購入する前に注意しましょう。
家系図ソフトは使うべき?
では、どんな方がソフトを使う意味があるのでしょうか。
◯ ソフトを使う意味がある人
- 3~4世代程度の簡易な家系図を作りたい方
- 家系図を作るモチベーションを上げたい方
- 今持っている簡易な家系図や住所録を一つにまとめたい方
- エクセル(Microsoft Office)のライセンス・スキルを持ってない方
× ソフトを使わない方がいい人
- 本格的な家系図を作りたい方
- 家族関係が複雑(養子縁組・再婚等)な方
- エクセル(Microsoft Office)のライセンス、十分な操作スキルがある方(使う必要がない)
シンプルな家系図テンプレートの紹介
ここまでこの記事をお読みいただき、家系図ソフトは自分に合ってない!もっと手軽にパソコンで家系図を作りたい!と思った方は、弊社が作ったエクセルのテンプレートの使用をおすすめします。家系図ソフトに比べて機能は少ないですが、シンプルで誰にでも簡単な操作で使えます。是非活用してみて下さい。
家系図をエクセルで作る方法を動画で解説!無料テンプレート付き!
パソコンを持ってない方へ
最近では若者を中心にパソコンを持っている人は減ってきているといわれています。実際にパソコンを持ってない方は、スマートフォンアプリで家系図を作るという方法もあり、中にはパソコンのソフトと連動・同期できるソフトも存在します。スマホはパソコンに比べて画面が小さいため、ボリュームの多い家系図を作るのには適しませんが、簡単な家系図を作る場合にはとても便利なものですので、スマホアプリの活用も検討してみて下さい。
最後に伝えたい重要なこと
これまで家系図ソフトについてご紹介してきました。1万円以下のソフトがほとんどで、気軽に使えるソフトがたくさんありますが、 メリットもデメリットもあることがご理解いただけたと思います。ここで忘れてはいけないことが一つ。
ご先祖の調査は結局自力でやらなければいけない!
ということです。いくら優れたソフトを使っても、ご先祖を自動的に調べてくれるような機能はありませんし、これからそのような機能が付いたソフトが発売されることもないでしょう。一番大変なご先祖の調査はあくまで自力で取り組まなければいけないのです。記憶の中の家系図をメモに残したら、次はご先祖の戸籍の取得から始めてみましょう。戸籍の取得が済んだら、次は図書館や郷土資料館等で文献調査もしてみるべきでしょう。ある程度ご先祖の調査を進めた後に、家系図の書き方を検討しても遅くはありません。まずご先祖探しから取り組んでみましょう!