人気はあってもハードルが高かった自分史作り

近年、ご自身の歩んできた人生を振り返り、1つの形として残す「自分史」への注目が非常に高まっています。シニア世代の方の終活の一環としてはもちろんのこと、経営者の方がご自身の経験をまとめる自叙伝、さらには学生が就職活動に向けて行う自己分析まで、自分史を作る目的は実に多様化しています。

しかし「自分史を書いてみたい!」という思いはあっても、いざ真っ白な紙やパソコンの画面に向かうと、なかなか筆が進まないという方は少なくありません。文章を書くのが苦手だったり、日々の生活が忙しくてまとまった時間を取れなかったりして、実現のハードルが高いのが実情です。

かといって、プロのライターにインタビューから執筆までを全てお任せする「自分史作成の代行サービス」を利用するとなると、料金は数十万円から。場合によっては100万円を超えるような非常に高額な費用がかかってしまいます。「自分史には興味があるけれど、そこまでのお金はかけられない……」と感じていた方も多いのではないでしょうか

自分史作成は「AIで無料」の時代へ

ですが、どうかご安心ください!AI(人工知能)技術が飛躍的に進歩した現在、自分史を書く環境は劇的に変わりました。高額な費用を払ってプロに依頼しなくても、パソコンやスマートフォン、そして無料のAIツールを使えば、誰でも気軽に、しかも無料で自分史を作成できる時代になりました

この記事では、「文章を書くのが苦手」「お金をかけずに無料で自分史を作りたい!」という方に向けて、AIを活用して驚くほど簡単に自分史を作る方法を、無料でダウンロード可能な「自分史ヒアリングシート」「そのまま使えるプロンプト(AIへの指示文)」と合わせて解説します。この記事を読めば、完全無料で誰でも今から自分史の執筆がカンタンにできるようになります!

準備から完成まで!AIで作る自分史作成の7ステップ

「AIを使う」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、特別な専門知識は一切不要です。基本的には「いつも通り話して、AIに読み込ませるだけ」で、立派な自分史のベースが出来上がります。ここからは、具体的な準備から完成までの流れを、7つのステップに分けて分かりやすく解説していきます。

ステップ1.話す内容を決める

まずは、どんなことについて話すか、大まかな内容を決めましょう。きっちりとした文章を作る必要は全くありません。「幼少期の思い出」「学生時代に打ち込んだこと」「就職してからの苦労話」など、箇条書き程度でメモをしておくだけで十分です。

もし「何から話せばいいのか、全くイメージが湧かない」という場合は、こちらの「自分史ヒアリングシート」を活用して下さい。人生のフェーズごとに話すトピックが用意されているので、自分が特に話したいことを追加しながら取捨選択するだけで、立派な目次が出来上がります。

自分史ヒアリングシート(インタビューメモ)

録音→AI執筆対応。事前準備チェックリスト・質問項目・録音の注意点・インタビュー後の作業フローを収録。

PDF 全13章構成 録音対応版 無料
ヒアリングシートをダウンロード(PDF)

※ 別タブでPDFが開きます。印刷してインタビュー当日にお持ちください。

ステップ2.誰かと話しながらスマホで録音する

話す内容がなんとなく決まったら、次はその内容について実際に「話す」ステップです。ここがAIを活用した自分史作成の最大のポイントになります。自分で文章を「書く」のではなく、自分の言葉で「話した」音声を録音し、それを元にAIに文章を執筆してもらうのです。動画でももちろんOKですが、AI(NotebookLM)に渡すデータのファイルが大きくなり過ぎてしまうため、自分史を作る上ではあくまで音声をメインと考えるようにしましょう。

家族と話すのが最適

録音する際は、一人でマイクに向かって話し続けるよりも、誰かを相手にして対話形式で話すことを強くおすすめします。特にご家族相手だと、リラックスして自然な言葉や感情が出やすくなります。自分史を作る過程も楽しみながら進めていきましょう。

お茶を飲みながら、昔のアルバムや思い出の品をテーブルに広げて話すと、当時の記憶が鮮明に蘇り、話がさらに盛り上がりやすくなります。また、録音の最初には「私は〇〇です。今日は私の子供時代について話します」といった簡単な自己紹介を入れておくのがコツです。こうすることで、後でAIが「誰が話しているのか」を認識しやすくなるというメリットがあるからです。1点注意なのが、会話の音声に様々な人の声が入っていると、AIが混乱する可能性があるため、多くても自分史の主役も含めて4人以内(2人がベスト)で話を聞くようにしましょう。他の録音時の注意点は自分史ヒアリングシートに記載してますので、ご一読下さい。

適当な話し相手がいない場合は、話し相手もAIに任せることもできます。「自分史ヒアリングシート」をAIに学習してもらい、「シートに沿ってヒアリングしてほしい」と指示して、GeminiやChatGPTの音声モードにして会話することで実現できます。

録音はスマホの機能で十分

録音機材については難しく考える必要はありません。わざわざ専用のボイスレコーダー(ICレコーダー)を購入しなくても、お手持ちのスマートフォンに最初から入っている「ボイスメモ」や「録音アプリ」の機能で十分綺麗な音声が残せます。ただ、着信や通知で録音が中断してしまう可能性があるので、録音中は「機内モード」にしておくようにしましょう

録音ボタンを押したら、あとは「自分史のための録音だ」と特別に意識しすぎる必要はありません。ご家族やお孫さんに、普段通りに懐かしい昔話をするような感覚で、楽しくお話ししてみてください。途中で休憩をしながら話を聞いても、大抵の場合4時間位あれば終わります。もし話が盛り上がって長引いたとしても、1日あれば十分です。

ステップ3.NotebookLMに音声を読み込ませる

お話の録音が終わったら、いよいよAIの出番です。今回は、Googleが提供している話題のAIツール「NotebookLM(ノートブックエルエム)」を使用します。

▼NotebookLM(Googleのページへ)
https://notebooklm.google.com/

NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが提供するAI搭載型のノート・リサーチ補助ツールで、自分が持っている資料(メモやPDF、そして音声データなど)をアップロードすると、AIがその内容を学習して、要約してくれたり、質問に答えてくれます。Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で使うことができます。

使い方はとても簡単です。NotebookLMの画面を開き、「新しいノート」を作成して、ステップ2で録音したスマートフォンの音声データ(MP3やWAVなどのファイル)をそのまま追加(アップロード)するだけです。

音声データを読み込ませる際の注意点

NotebookLMのスマートフォンアプリでも作業可能ですが、ここからの作業は基本的にPCがオススメです。スマホの音声ファイルは、Googleドライブ等のクラウドストレージを経由してPCと同期し、NotebookLMにソースとして音声ファイルを追加しましょう。

ここで2つ、気をつけておきたいポイントがあります。1つ目は、無料版のAIツールを使用する場合、アップロードしたデータがAIの学習に利用される可能性があるという点です。NotebookLMは、アップロードされたデータや対話内容をAIモデルの学習には使用されませんので神経質になる必要はありませんが、個人情報や絶対に外部に知られたくない秘密の話が含まれている場合は、あらかじめ該当部分をカットしておくなどの配慮が必要です

2つ目は、音声ファイルの「名前」です。途中に休憩を挟みながら思い出話をしていると、ファイルが複数に分かれていると思いますが、複数の音声ファイルになった場合は、AIが時系列を間違えないようにファイル名を工夫しましょう。NotebookLMはファイル名も情報の1つとして認識するため「01_幼少期」「02_学生時代」「03_社会人時代」のように、名前の先頭に数字をつけて順番が分かるようにしておくと、AIがより正確にあなたの人生のストーリーを把握してくれるようになります

話した音声以外にも、自分で書いた本や論文などがある場合は同時にソースに追加しておくことをおすすめします。こうしておくことで、NotebookLMが文章執筆時の参考資料として認識し、その文書の内容にも踏み込んだ自分史を書いてくれます。

ステップ4.AIで自分史の構成案を作る

テーマと構成の決定

NotebookLMに音声データを読み込ませたら、いきなり「文章を書いて」とお願いすることもできます(その際は「一括執筆用プロンプト:構成案なしVer」を使用)。しかし自分の中で何となく自分史のイメージがある場合は、構成についてAIと打合せしておくことで、ボリュームのあるよい自分史ができます。まずは全体の「骨組み(構成案)」を作りましょう。本記事内に構成案作成プロンプトも参考にしながら、AI(NotebookLM)のチャット画面で「この音声データをもとに、自分史の構成案を作ってください」と指示を出します。

このとき「生まれてから現在までの人生を順番に網羅して執筆してほしい」のか、それとも「仕事での苦労と挑戦」や「家族との思い出」など特定のテーマに絞ってまとめたいのかを伝えると、AIはあなたの希望に沿った構成案を提案してくれるはずです。

視点と文体を決める

構成案を作るタイミングで、文章の「視点」と「文体」もAIに指示しておくと後がスムーズです。視点には一人称(私)、二人称(あなた)、三人称(彼・彼女)がありますが、自分史であれば当然「一人称」がしっくりくることが多いです

また、文体は丁寧な「です・ます調(敬体)」よりも、「だ・である調(常体)」を選ぶのがおすすめです。「私は〜だ。あの時は〜であった。」といった常体で統一することで、自伝らしく、ぐっと深みや説得力のある本格的な読み物に仕上がります。

構成案作成プロンプト

自分史の構成案を作ってもらうためのプロンプト(AIへの指示文)です。補完・修整してご利用下さい。

あなたはプロの伝記作家であり、優秀な編集者です。
今回登録した音声ソース(私の語り)をもとに、魅力的な「自分史」の構成案を作成してください。

以下の【ルール】と【出力フォーマット】に必ず従って出力してください。

【ルール】
1. 視点: 一人称(「私」を主語として構成してください)
2. 文体: だ・である調(常体)
3. 構成の工夫: 単なる時系列の羅列ではなく、人生の転機や感情の変化が伝わるようなストーリー性を持たせること。
4. (自分の希望を入力する。例:特に20代の仕事での挫折と復活を中心に据えてください、など)

【出力フォーマット】
以下の構成で出力してください。

■ タイトル案(全体を貫くテーマを表現したもの、3案程度)
■ 全体のあらすじ(200文字程度)
■ 章立ての構成案(3〜5章程度)

第○章:[章のタイトル]
・時期/年代:
・この章の要約(だ・である調で記載):
・盛り込むべきエピソードやキーワード:

ステップ5.AIによる文章執筆

NotebookLM Advantage Generating… NotebookLMは「読み込んだデータ」だけを根拠にして 回答を作るのが非常に得意なAIなので、そのため、 自分自身の記憶に基づいた正確な文章が出力され やすいという大きなメリットがあります。

NotebookLMから直接出力するメリット

構成がカチッと固まったら、いよいよAIに文章を執筆してもらいます。「先ほど作ってくれた構成案の、第一章の〇〇に関する文章を書いてください」と指示を出しましょう。

ここで大切なのは、音声を読み込ませたNotebookLMにそのまま文章を書かせることです。NotebookLMは「読み込んだデータ(あなたの音声)」だけを根拠にして回答を作るのが非常に得意なAIです。そのため、AI特有の「もっともらしい嘘(事実誤認やハルシネーション)」が混ざりにくく、あなた自身の記憶に基づいた正確な文章が出力されやすいという大きなメリットがあります

A.本文執筆用プロンプト(構成案ありVer)

構成案をもとに本文を執筆してもらうためのプロンプトです。適宜プロンプトを補完・修整してご利用下さい。

あなたはプロの伝記作家です。
先に作成した「自分史の構成案」に沿って、今回は以下の【執筆対象の章】の本文を執筆してください。
登録されている音声ソースから、この章の時期やテーマに該当する具体的なエピソードを拾い上げ、魅力的な文章に仕上げてください。

以下の【ルール】に必ず従って出力してください。

【ルール】
1. 視点: 一人称(「私」を主語とする)
2. 文体: だ・である調(常体)
3. 具体性と情景描写: 単なる事実の報告ではなく、ソース内にある「当時の感情」「周囲の言葉」「具体的な出来事」を最大限に引き出し、ストーリーとして読ませること。
4. 捏造の禁止: ソースにない出来事や架空の人物を勝手に創作しないこと。不足している情報がある場合は、前後の文脈から自然に繋ぐこと。
5. 文字数: 1000〜2000文字程度を目安とし、読みやすいように適宜段落を分けること。

【執筆対象の章】
第○章:[ここに執筆してほしい章のタイトルや概要を入力してください]

B.一括執筆用プロンプト(構成案なしVer)

構成案を作るのが面倒な方は、次のプロンプトを使えば一括で本文を執筆してもらえます。適宜プロンプトを補完・修整してご利用下さい。しかしNotebookLMは大量のテキストの出力には不向きなため、1万文字以上の文章を生成したい場合は、必ず構成案をつくり、分割して本文を執筆してもらうようにしましょう。もし、出力された文章が途中で不自然に途切れてしまった場合は、慌てずにチャット欄に「続きを書いて」とだけ入力して送信してください。AIが止まったところからスムーズに執筆を再開してくれるはずです。

あなたはプロの伝記作家です。
登録されている音声ソース(私の語り)の全体を読み込み、これまでの人生をまとめた「自分史」の本文を一気に執筆してください。
事前の構成案作成は不要です。ソースから重要なエピソードや人生の転機を抽出し、一つの繋がったストーリーとして完成させてください。

以下の【ルール】に必ず従って出力してください。

【ルール】
1. 視点: 一人称(「私」を主語とする)
2. 文体: だ・である調(常体)
3. 構成: 時系列に沿って、人生の変遷がわかるように自然な流れでまとめること。内容の区切りが良いところで適宜「小見出し」をつけて読みやすくすること。
4. 内容の深掘り: 単なる事実や履歴書の羅列にならないよう、ソース内にある「当時の感情」「葛藤」「具体的な出来事」を可能な限り盛り込むこと。
5. 捏造の禁止: ソースにない出来事や架空の人物を勝手に創作しないこと。
6. 文字数: 無制限。充実した内容にすること。

【特に強調してほしいテーマや時期】
(※特定の要望があればここに入力。なければこの項目ごと削除してください)

ボリュームを出したい場合の工夫

出力された文章を読んでみて「もう少しエピソードを膨らませて、読み応えを出したいな」と感じることもあるかもしれません。そんな時は、NotebookLMをソースとしてGemini(ジェミニ)を使って執筆する方法もあります。またはNotebookLMを使って音声を全て文字起こしをして文書にしておくと、ChatGPTやClaudeといった別のAIツールでも使いやすくなります。個人的には日本語の生成に関してはClaudeが一番優れている印象を持っています。そのため、NotebookLMで執筆してもらった文章をClaudeでリライトする方法もオススメです。

ステップ6.人の目で確認・修正を行う(重要!)

事実確認とニュアンスの調整

AIが素晴らしい文章を書き上げてくれたら、完成!……と言いたいところですが、ここからが最も重要なステップです。それは「必ず人間の目で確認・修正を行う」ということです。

最先端のAIでも、決して完璧ではありません。特に、登場する人の名前(漢字の間違い)や特定の地名、会社名などの固有名詞、そして「それが何年に起きた出来事か」といった年代の事実確認は、ご自身の目でしっかりとチェックしてください

また、事実としては合っていても、「少し自分の感情のニュアンスと違うな」「あの時の気持ちはもっとこうだった」と感じる部分があるはずです。この段階で、ご自身のこだわりや温かみを人の手で加筆・修正していくことで、本当の意味で「あなたらしい」自分史に近づけていくいくことができます。

ステップ7.用途に合わせて仕上げる

写真の追加やフォーマットの調整

自分史の文章が完成したら、いよいよ最終仕上げです。WordやPowerPointなどのソフトに文章を移し、当時の懐かしい写真や思い出の品々の画像を挿入していくと、見違えるほど素敵な一冊になります。文章だけでは伝わりきらない当時の空気感も、写真が添えられることで鮮やかに蘇ります。マイクロソフトのオフィスアプリを持っていない場合は、GoogleアカウントでGoogleドキュメントやGoogleスライドといったオフィス互換ツールを無料で使うことができます。

また、就職活動のエントリーシートや自己PRとして使う学生さんなら、指定された文字数やフォーマットに合わせて文章を整えましょう。用途に合わせて自由自在にアレンジできるのも、デジタルデータで自分史を作った強みです。

一部だけプロに依頼する選択肢もある

「文章や写真の準備はできたけれど、本のような綺麗なレイアウトにしたり、立派な表紙をつけて製本したりするのは自分には難しいかも……」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、レイアウトや製本の工程だけをプロの業者に依頼するという選択肢もあります。インタビューから執筆まで、ゼロからすべてを代行業者に丸投げすると何十万円もかかってしまいますが、従来一番手間のかかっていた「素材の収集」「文章の作成」までをAIを使ってご自身で済ませておけば、費用を驚くほど安く抑えることができます。

執筆だけじゃない!AI音声要約の無限の可能性

プロも使う技術を日常に

ここまで、AIを活用して自分史の文章を作成する方法をご紹介してきましたが、実はこの「録音した音声をAIに要約・文章化してもらう」という技術は、自分史作り以外にも無限の可能性を秘めています。

例えば、私達の本業であるご先祖様のルーツや家系図の調査などを専門に行うプロの調査員も、ご高齢の方から昔話や地域の言い伝えを聞き取る際に、実際に音声録音とAI要約を活用しています。プロの現場でも取り入れられているほど、この手法は情報を正確にまとめるための信頼性が高く、とても実用的な記録方法です。そんな音声要約技術を自分史にも応用したのが今回ご紹介している「AI自分史作成」ということになります。

レクリエーションや記録としての活用

また、今回ご紹介した「NotebookLM」を使えば、ただ文章を書くだけでなく、もっと遊び心のある使い方も可能です。

例えば、録音したご自身の思い出話をAIに読み込ませて「この音声の内容から『おじいちゃん(〇〇さん)クイズ』を5問作って」とお願いすれば、あっという間にオリジナルのクイズが完成します。AIに要点をまとめさせてスライドの原稿を作ることもできるため、お誕生日会や還暦のお祝い、お正月やお盆で親族が集まる際のレクリエーションとして使えば、大いに盛り上がること間違いなしです。

さらに、自分史という枠にとらわれず、エンディングノートや遺言書の下書きを作ったり、ご家族の大切な思い出話、代々伝わる家の言い伝えを記録したりするのにも役立ちます

老人が一人亡くなるのは、図書館が一つ燃えるようなもの

この言葉は、マリの思想家であるアマドゥ・ハンパテ・バ(Amadou Hampâté Bâ)が残した有名なアフリカの諺です。老人が人生で積み重ねてきた膨大な知識、経験、記憶、知恵が、その死と共にすべて失われてしまうことの巨大な損失を、図書館の焼失に例えて表現しています。AIツールは、単なる便利な機械ではなく、大切な人の「声と記憶」を未来へ残すための、とても有用なツールになります。祖父母や両親が元気なうちに、記憶や経験を形あるものに残すことはとても意義あることなのです

AI音声要約の自分史以外の活用例

  • エンディングノート
  • 遺言書の下書き
  • 家の言い伝えの記録
  • インタビュー記事の執筆
  • ジャーナリング 等

まとめ:AIで誰でも自分史が作れる時代に!

今回は、AIを使って誰でも気軽に、そして無料で自分史を書く方法について解説しました。

これまでは、「文章を書くのが苦手だから」「代行業者に頼むと数十万円もかかってしまうから」と諦めてしまう方も多かった自分史作成。しかし今では、お手持ちのスマートフォンと無料のAIツール(NotebookLM)さえあれば、誰でも簡単に立派な自分史のベースを作ることができます。技術の進歩により、夫婦で・親子で・孫と・友達と、楽しく思い出話をするだけで自分史はできてしまう時代になっています。

必要なのは、特別な機材や難しい専門知識ではありません。ご自身の人生を振り返り、ご家族や親しい方と楽しくお話しする時間だけです。あくまで1人で作業したい場合は、話し相手もAIに任せられます。

「いつかは自分の生きた証を残したい」と思っていたのなら、今がその絶好のチャンスです。まずは今度の週末、身近なご家族と一緒にお茶でも飲みながら、昔話の録音をするところから始めてみませんか? きっと、ご自身にとってもご家族にとっても、かけがえのない素敵な時間になるはずです。是非チャレンジしてみて下さい!