
戸籍以上のご先祖調査をした場合に、判明する可能性がある事柄をご紹介します。
名字の由来・ルーツ
明治時代に作られた戸籍の情報では150~200 年前までのご先祖しかわかりません。江戸時代より昔のご先祖の情報は、戸籍を基礎資料として、過去帳、墓石、郷土誌、藩士の系図を調査し、ご先祖の名前を探していくことになります。国内で保管されている系図集に自家がつながることになれば、一気に約1,000年前までのご先祖の名前が明らかになります。

家紋の由来・解説
家紋は図柄や種類だけではなく、どの時代に、どの地域の、どの名字の家に使われていたのか、ということも重要な要素になります。 専門的な分析を加えた家紋の由来を正しく知ることで、家紋の図柄だけではなく、家紋にまつわる正しい情報を伝承していくことができます。

氏族・出自(源平藤橘などの氏)
氏族・出自については源平藤橘が代表的ですが、他にも菅原、大江など数多くの諸氏が存在し、大半は天皇家か古事記に登場する八百万の神々を起源としています。これら諸氏の系図はまるで大木のような広がりを持ち、源氏といっても21もの流派があり、藤原氏から起こった諸家も数えきれません。名字、家紋、土地の情報から専門的な調査を行い、収集した全ての情報を総合的に分析することで、氏族・出自を推測することが可能になります。推測の域にとどまるか、ほとんど証明に近いものになるかは非常に個人差があります。

自分と天皇家とのつながり
現代の日本国民の8割以上は天皇家とつながりがあるといわれています。日本は世界でも有数の長い歴史をもつ国であり、日本人にとって天皇家とつながりがあることは全く珍しいことではありません。自分の家の系図と歴史的な系図の結びつきが分かれば、自分と天皇家とのつながりを発見することができます。

ご先祖と歴史上の人物のつながり
文献調査を進めていくうちに、日本史で学んだ歴史上の人物との関係がわかることも珍しくありません。全く関係がないと思っていた日本史上の出来事と自分の先祖との関わりがわかることは、家系図作りの大きな魅力の一つです。

ご先祖の職業
身分制度のもとで暮らしていた江戸時代の人々は、職業や社会的立場によって住む場所が分かれていました。最古の本籍地の情報を分析することで、職業が推測可能になります。さらに文献調査によってご先祖の名前が人名録に記載されていたり、郷土誌に一族の生業が記されているケースもあります。そのような情報を見つけることができれば、江戸・明治時代のご先祖の職業を知ることができます。

ご先祖が武士であったかどうか
戸籍の氏名、本籍地、言い伝え等から自分の先祖が武士であった可能性を探ることができます。 全国各地の図書館、文書館、博物館などに保管されている幕臣(旗本・御家人)、諸藩の藩士の記録に加え、弊社が独自に構築している武士の系図データベースの中からご先祖の情報を見つけることができれば、ご先祖が武士であったことを証明できます。

武士であれば禄高や役職
江戸時代には幕府と約260ほどの藩がありました。ご先祖が武士の場合、これら組織の記録を丹念に調べる ことによって、ご先祖の禄高(年俸)、役職(町奉行、小姓など)、屋敷地の住所などを知ることができます。 藩によって、家格によって残されている記録の量に違いがあるため判明する内容には個人差がありますが、 学校で習う有名な合戦でご先祖があげた武功、著名な武将、大名との深い関わりがわかることもあります。

ご先祖の土地所有状況
明治時代に作られた旧土地台帳という資料を法務局から取り寄せることによって、ご先祖の土地所有状況を知ることができます。旧土地台帳からは所有していた土地の広さ、価値、課税額、相続者などを知ることができます。

ご先祖が納めていた年貢(税額)
江戸時代の農民には年貢という税金が課せられていました。一般的には四公六民といわれ、収穫の40%が徴収されていましたが、住んでいた場所によってはもっと過酷な税を取られていた所もありました。この、ご先祖の暮らしぶりを想像する上で重要な年貢の率については、地名辞典や文献調査によって判明することがあります。

江戸・明治時代のご先祖の暮らしぶり
江戸・明治時代のご先祖の職業や、住んでいた場所の風習を知ることによって、昔のご先祖の暮らしぶりをリアルに知ることができます。ご先祖の名前だけではなく、当時の生活状況を知ることも大切なことです。

ご先祖が住んでいた場所の地図
法務局でご先祖が住んでいた場所の古い地図を入手することによって、土地の形状や広さ等を知ることができます。ご先祖が江戸や城下町(都市部)に住んでいたことがわかれば、博物館や図書館に古い絵図が残されていることもあります。

ご先祖が住んでいた場所の歴史
どんな土地にも歴史があり、各市区町村ではその歴史を保存する活動が長年にわたって行われてきました。 たとえば「郷土資料館」に資料が展示されていたり、「郷土誌」という書物に記録がまとめられて残されています。ご先祖が住んでいた場所の郷土史を深く読むことによって、自分の家の聖地ともいえるルーツの場所、すなわちご先祖の故郷の歴史をイメージできるようになります。

ご先祖の宗派・戒名(法名・法号)
ご先祖が有名人でない限り、戒名が一般に公開されることはありません。いまでは縁遠くなってしまった親戚の家に保存されている過去帳、墓石、寺院に保存されている過去帳を見つけることができれば、ご先祖の戒名(法名・法号)を知ることができます。ご先祖が葬られているお寺がわかれば、ご先祖の宗派、信仰も知ることができます。

外地から引き揚げてきたご先祖の情報
太平洋戦争の終戦によって、樺太、満州、中国や外地と呼ばれていた地域(朝鮮・台湾・南洋群島など)からは数百万の方々が引き揚げてきました。この方たちの外地時代の記録、引揚当時の様子を伝える記録が残されていることもあります。

戦争に従軍したご先祖の情報
昭和以降の戦争では700万人以上の方々が兵士として陸軍や海軍に入隊しました。そのなかには不幸にして戦死された方も数多くいます。都道府県庁や厚生労働省が保管している軍歴証明書によって、国のため、家族のために戦った軍人の方々の所属部隊、階級、移動先、参加した戦闘、戦死した状況などを知ることができます。シベリアに抑留された方の記録も入手することができます。

約1,000年前までのご先祖の名前
明治時代に作られた戸籍の情報では150~200 年前までのご先祖しかわかりません。江戸時代より昔のご先祖の情報は、戸籍を基礎資料として、過去帳、墓石、郷土誌、藩士の系図を調査し、ご先祖の名前を探していくことになります。国内で保管されている系図集に自家がつながることになれば、一気に約1,000年前までのご先祖の名前が明らかになります。

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