自分の歴史を文章化する

皆さんは「自分史」って聞いたことがありますか?

本屋さんなどにも最近では、自分の遺言書を書く本が売られていたり、自分史についても、書き方の本や自分史を作るお手伝いをしてくれる業者なんかもあったりします。

自分史といったら、なんとなく文字からも想像して頂けると思いますが、簡単にいうと自分の歴史を文章化する事ということになります。
いわゆる、自分の歴史を記すというわけです。

例えば、有名人の方や、芸能人の方なども、自分の半生などを記し、書籍化して販売されている方もいらっしゃいますよね。
これも言わば自分史の一つと言ってもいいのではないでしょうか?

自分が有名な人ではないからと言って、自分史を作ってはいけないなんて法律はありません。

自分史を作る事によって、自分の人生を振り返る事ができるかもしれませんし、「あぁそう言えば、あの時こういう事があったな」とか、「この時こう思ったんだよな」なんて事も振り返る事ができるかもしれませんし、自分のこれまでの人生を再確認する事によって、自分を見つめなおすきっかけになった!なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、今生きていて辛いな・・・と感じている人だって、人の人生はそれまで生きてきた中で様々な事が起こっていると思います。

そんな人生を振り返る事によって、この時苦しくても乗り越えたな・・・なんて事を振り返る事により、今抱えている問題は大したことないなと思いなおすきっかけになる事だってあるでしょう。

思いや人生を後世に伝える

人の人生は様々な分、その人の感じ方や、生き方、その他様々な事だって人それぞれだと思います。
他人にとって起きた事が、もし自分にとってはつらい事であったり、簡単に解決される事だってありますよね。

その人その人の人生について、振り返るという観点でも良いでしょうし、その他の理由でも自分史をつくるというのは、良いことだと思います。
また、その自分史を作る事によって、代々繋がっていく子孫にも、思いや人生を伝える事ができる事でしょう。

自分だったら、おじいちゃんや、おばあちゃん、そのまたお父さんであるひぃおじいちゃんや、ひぃおばあちゃんなどなど・・もっと先のご先祖様がどのように生きたのか気になった方もいらっしゃると思います。

それを自分史に残す事により、子孫が知ることによって、家系の事がわかったり、何かの力になる事だってあると思います。

更に覚えておきたいこととして、自分史は書き方や書く内容は基本的に自由だということです!
なので、何かにとらわれる事なく、自由に自分の人生について記録を残す事ができるのです。

例えば、時代は常に変わっていきますよね?

日本で言えば、昔は戦争があり、たくさんの方が亡くなられました。
今の日本は、戦争をしないと憲法で定めていますから、戦後に生まれた人にとってはその時代の事って、具体的にイメージする事は難しいと思います。

もし、戦後すぐに生まれた方であれば、今のような生活環境ではなかったでしょうし、両親などから具体的な戦争の事などについて、聞かされている人も多いでしょうから、わかる事も多いでしょう。

しかし、現代のように、携帯電話のような場所を問わずに人と通話ができたり、テレビがあったり、夏場に当たり前のように冷たい飲み物が飲める冷蔵庫があったりする時代ではありませんよね?

ですので、歴史については学校ではいろいろと学ぶ事ができますが、その日、その時生きていた一人ひとりの歴史を知ることは難しいと思います。

そんな人が自分史を残しておいてくれてたりすると、その時の状況や背景などが頭の中に鮮明に浮かんできそうですよね!
それに、昔に比べると何不自由のないような生活を送る事ができる日本の現代であっても、数十年、数百年後となれば、絶対に環境は変わっていると思います。

記載する内容は自由

これから生まれてくる子供たちにとって、私たちが今生きている時代はどんどん昔と言われるようになるのは当然の事です。
ですので、この時代に、どのような事が起きて、どのような人生を送ったのかを記録して自分史を作るというのも、素晴らしい事だと思うのです。

もちろん自分の為に作って残されるのも良いでしょうし、子孫の為に残すということも、良い事だと思います。

自分史を作るというのは、人の自由でありますが、その分中身については自由に決める事が可能です。
それがどのように役に立ったり、もしくは役に立たないにしても、それを作るという事は、まぎれもなく、その方が生きた証がつくられるものと同じようなものだと思います。

そんなの自己満足でしょと思う方も、もちろんいらっしゃる事でしょう。
しかし、決して恥ずかしい事ではなく、むしろ素晴らしい事だと思います。

人は生まれてきた事自体が奇跡だと考えれば、その方その方、それぞれの人生も奇跡の一つかもしれません。
それを自分史という形で残すのは、その人の一つの人生なのかもしれません。

さらに、自分史の中身は自由だと申し上げましたが、例えば、交友関係にあった方なども記録してみるのも良いでしょう。
自分の人生に関わった人達を記すというのも、素晴らしい事だと思います。

また、短歌や俳句を趣味にされている方でしたら、それを記すのも良いでしょうし、その時貰ってうれしかった手紙や、思い出のある写真なんかも残してみるのも良いでしょう。
とにかく、自分の人生を綴った自分史を作る上で、自分が残したいと思うものを作り上げればいいのです。

すでに申し上げましたことでありますが、有名な方や芸能人などが著者になって自分の人生などを綴った本を出版されていますが、その方々は紛れもなく有名人であり、世間に知れ渡っています。
しかし、そんな有名な人達も、1人の人間であり、その人の人生があるわけです。

自分がもし有名人じゃないからと言って、自分史を作らない理由にするのは勿体ない事だと思います。
有名じゃなくても、あなたの人生は、あなただけの物だからです。

その生きている人生の中で、色んな苦悩があったり、喜びがある事は、有名人の方と大差ありません。
ですので、このコラムを読まれた方が、少しでも「残してみよう!」と思われたのであれば、幸いです。

あなたが作られる自分史は、何かしらの形で、誰かの人生に影響を与えるきっかけとなる事もあると思います。
それは、本当に素晴らしいことなのです。

家系図作りが家族の歴史の「骨」の部分だとしたら、自分史を書いて残していくことは歴史に「肉」をつけていくようなものです。

家系図作りが一段落した方は、次は自分史を書いてみることをオススメします。