「いつか家系図を作ってみたい」。そんな思いを10年ほど胸に抱いていた近藤様。背中を押したのは、災害や制度の変化で記録が失われてしまうかもしれない、という気づきでした。
実際に家系図を手にすると、親戚の誰も知らなかった時代のご先祖様までさかのぼることができ、ご家族の会話も大きく広がったそうです。「先祖の情報が色づいた」と語る近藤様に、決断までの思いと、家系図を作って分かった価値を伺いました。
10年越しの決断、背中を押したのは「記録が失われる」不安
家系図を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますか。
家系図という存在はもちろん知っていました。でも、うちには昔から語り継がれてきた家系図のようなものは見たことがなくて。立派な家ではないから、そういうものなのかなと思っていたんですが、ほんのり憧れはありました。
憧れはあっても、なかなか手を出しにくいものですよね。
10年前くらいから「いつかこういうサービスを頼んで作ってみたい」という気持ちがありました。
10年も温めていらしたんですね。今回、依頼を決めたのはなぜでしょうか。
災害などでデータがなくなってしまったり、後から本当に作りたいと思ったときに作れなくなったりする可能性があるんじゃないかと思ったんです。いつかは作るのだとしたら、1分1秒でも早い方がたくさんのデータを集められるんじゃないか。いろいろ考えて、勇気を出してご依頼しました。
大切なご決断をありがとうございます。
決め手は分かりやすい説明と「後から変えられるプラン」
家樹のことは、どのようにお知りになりましたか。
最初はFacebookの広告で家樹さんを知りました。そこから説明の打ち合わせをしていただいたんですが、ご対応も良かったですし、説明も分かりやすくて。良い感じだなと思ったので、他の会社を調べたりはあまりしなかったです。
そう言っていただけると嬉しいです。ご注文の際に悩まれたことはありましたか。
注文すること自体は決めていたんですが、どのプランにしようかは結構悩みました。でも家樹さんの場合、「後からアップグレードができますよ」「差額はかかりませんよ」とご案内いただいたので、自分が一番悩むところについては心配なく、注文しようと決めることができました。
近藤様は最初に1家系から始められて、その後、全家系まで広げられたんですよね。少しずつ始めたい方にも安心していただけるよう、プランは後から変更できるようにしています。
親戚の誰も知らない時代のご先祖様まで
ご注文から家系図が届くまでの間は、どのようなお気持ちでしたか。
最初に下書きが届くまでは、まだ何も来ていない状態じゃないですか。その間は「うちの親戚、本当にどこまでたどれるんだろう」という不安がすごく大きかったですね。
戸籍がどこまで残っているかは、取り寄せてみるまで私たちにも分からないので、お待ちいただく間はご心配ですよね。
でも実際には、親戚の誰も知らないような、おじいちゃんのおじいちゃんのその上の、かなり古い時代までさかのぼっていただいていて。全然そんな心配はなかったです。
ご家族の誰もご存じなかった方々のお名前が、記録として出てきたんですね。
家系図が広げた、家族の会話と新しい発見
完成した家系図は、ご家族やご親戚に見せられましたか。
はい。親戚が集まる日に持って行って、全員で眺めて楽しみました。
皆さんで囲んでご覧になったんですね。家系図を作って、何か変わったことはありましたか。
一番大きかったのは、家系図を見せた後に祖母から「うちの家紋、そういえばこれなんだけど」とLINEが来たことです。正直、うちには家系図とかそういうものは何もないのかなと思っていたので、「実は家紋があったんだ」という驚きがありました。
家系図がきっかけで、おばあ様から新しいお話が出てきたんですね。
それから、自分の大元の近藤姓が長野だったということも初めて知りました。長野にルーツがあるんだと分かったので、そのあたりにも行ってみたくなりましたし、行って同じ名字の人に会ってみたくなりました。
古い戸籍をたどると、思いがけない土地とのつながりが見えてくることも多いんです。いつかルーツの地を訪ねられるといいですね。
「確実ではなくても知りたい」に応える解説
家樹にご依頼いただいて、いかがでしたか。
昔の情報って全然実感がないというか、学者ではないので分からないことが多すぎるんです。なので、解説があって、読みやすい形にしていただいていたのがすごく嬉しかったです。
戸籍の記録だけでは、当時の暮らしまではなかなか想像しにくいですよね。
それと、私には「確実じゃなくてもいいから情報が欲しい」という気持ちが少しあって。今回はたった一つしかない自分の先祖の情報なので、確実ではないものでも「確実ではないんですが」と添えながら、いろいろな情報があればあるほど嬉しかったです。
家樹では、記録で確かめられたことと、可能性として考えられることを分けてお伝えするようにしています。そのうえで、ご家族の話題になるような情報もお届けしたいと考えているので、そう感じていただけて何よりです。
失う前に残す。ご先祖様が「色づいた」瞬間
最後に、家系図作成を検討されている方へメッセージをお願いします。
自分はやっぱり「もっと早く動けばよかった」という気持ちがあります。調べたいと思ってから調べるのではなく、失う前にデータを確保しておくことに価値を感じました。
実際に、古い戸籍は保存期間を過ぎると役所で廃棄されてしまうことがあります。取り寄せようとしたときには「もう残っていません」と言われるお客様もいらっしゃいます。
今まで、先祖というのは漠然とした存在だったんです。それが、ご先祖様の実際のお名前や、何歳で亡くなったかといった具体的な情報を一気に目の当たりにして、自分の中で先祖の情報が色づいたといいますか。初めて具体的な情報を目にしたことが、自分のルーツを考えるきっかけになりました。
「色づいた」という表現、とても素敵です。
今回の調査で、自分の家の家紋というものも初めて知ることができました。お土産屋さんで売っている家紋のグッズなんて、今までは自分には関係ないと思って全く目に入っていなかったんです。それが、すごく目に入るようになって。うちは「丸に抱き茗荷(まるにだきみょうが)」という家紋なんですけど、つい探してしまったりして。人生が色づいたかなと思います。
家紋が、毎日の景色まで変えてくれたんですね。
本当に作ってよかったです。
心温まるお話を、本当にありがとうございました。
10年越しの思いを形にされた近藤様。家系図をきっかけに、ご親戚との会話が広がり、家紋やルーツの地といった新しい発見にもつながりました。家樹は、ご先祖様一人ひとりが皆様の歴史の主人公だと考えています。
「いつか」と思っている方こそ、記録が残っているうちに、ご家族の歴史を形にしてみませんか。この度は貴重なお話をありがとうございました。
































