今回は日本の大手ITメーカーに勤務されている益田様にお話を伺ってきました。
益田様は学生の頃から先祖に興味があり、「いつかは先祖のルーツを調べてみたい。」そんな気持ちを長年お持ちだったようです。「自身の先祖や家族を知ることで、人生のパーパス(目的)がより明確になる。」たくさんの想いを益田様に語っていただきました。
高校生から始まったルーツの旅
学生の頃から先祖に興味があったとお聞きしましたが、なにかキッカケがあったのですか?
そうなんです、私の父親がフィリピンで生まれたり、七人兄弟ということもあり、若い頃から自分の家族に興味がありました。
親戚の方が沢山いらっしゃったんですね。
広島、福岡、熊本。日本の各地に親戚や従兄弟がいたので、当時高校二年生だった自分は父親に親戚全員を訪問する一人旅をしたいと頼んだんです。
高校生には大きな旅ですね。
海軍に勤めたり、教師をしているいろいろな親戚と話す旅の中で、益田家の人間はみんな世の中に目を向けて、世の中をより良くしようと考えていると感じる旅でした。
世の中に目を向けて生きた人たち。高校生には大きな発見でしたね。
発見の連続でしたね。実際、従兄弟からこんなことを尋ねられたことがありました。まだ高校生の自分に『お前はなんのために生きているんだ?』って聞かれることも・・・
先祖を探求する旅で、人生の目的についても考えさせられたということですか?
そうですね。先祖について考えることは、自分の生まれてきた目的も考えることにつながります。もしかしたら一生考えない人がいるかもしれない中で、生まれてきたのには理由があるんだと自分のパーパスをすごく考える機会になりました。
多感な高校生の時に、素晴らしい経験をされましたね。
先祖調査のきっかけは家紋
弊社の家系図サービスを選んでくださったのはなぜでしょうか?
実は家樹さんに依頼するきっかけになったのも、さきほどの従兄弟でした。
そうだったんですね。どのような紹介だったのでしょうか。
話の始まりは私の父が80歳にもなり、だんだん終活に入ってきている中で、親戚へ家紋の入ったものを何かプレゼントしたいと相談されたんです。
家紋はご存知だったんですか。
私はこの時まで益田家の家紋が丸なし三つ柏ということも知りませんでした。むしろ、うちには家紋があったんだ!そんなところから始まりました。
最近は自分の家の家紋を知らない人はたくさんいらっしゃいますね。
親戚に家紋を尋ね、探求している中で、NHKのファミリーヒストリーという番組みたいに調べてくれるところがあるらしいという話題になりました。
それが弊社との最初のご縁になったわけですね。
そうなんです。家族からの先祖の言い伝えが本当なのか知りたいという気持ちもありました。そして、家樹さんのサービスに興味を持ったんです。
先祖探求の楽しさを実感
実際に弊社のサービスをご利用いただき、いかがでしたでしょうか?
実は、家樹さんに先祖を調査してもらい、益田家について新たにわかったことがありました!
それはよかったです!
先祖が江戸時代は細川藩の指物大工をしていたり、明治時代になってからは学校の先生をしていたという言い伝えは聞いていました。しかし、先祖のルーツは祖父までしか知りませんでした。
意外に先祖については知らないものですよね。
調査してもらった家系図を見ると、益田家の養子に入ったことで先祖が続いていること。祖父には兄弟がたくさんいて、彼が亡くなった年に私が生まれたことなど先祖について新たに知ることができました。
まさに発見でしたね。
また、細川藩には大工が三人いたことも調査で教えてもらいました。この三人の誰かが自分の先祖だったかまではわからないですが、ある程度、言い伝えを実感することもできました。
先祖探求の楽しさも実感していただいたと思います。
家紋の三つ柏から始まって、さらには言い伝えも確認できたのは嬉しいですね。
歴史を遡ることで絆ぐ自分のパーパス
先祖探求は単純に先祖の名前を見つける作業ではありません。
まさにそうですね。今回の調査で益田家の人間は、世の中をより良くしようと努力してきた人たちなんだと誇りを感じました。そのことが私自身に影響を与えてきたように思います。
知らないうちに家の伝統や人生観が引き継がれていたのかもしれませんね。
不思議ですね。私も次の世代により良い社会を残したいというパーパスを持っているんです。
パーパスですか。『お前はなんのために生きているんだ?』と尋ねられた人生の目的に通じますね。
私自身、記事を書いたり、いろいろな大学で講演をする機会があります。国会図書館などに行って一人一人の先祖の名前を調べると、どんな人物であったか知ることもできるかと思います。将来、自分の子孫が同じように検索したときに『この人頑張ってたんだな』って思ってもらえたらありがたいなと・・・。
子孫であった益田様が、今度は、先祖になる番ですね。(笑)
まさにそんな感じですね。先祖を振り返ることで、自分のパーパスを次世代に絆げていけるような気がします。
私たちの存在は最終ランナーではなく、次の世代にバトンを手渡している途中かもしれませんね。
そうです。次の世代にパーパスを絆いでいるんです。今回の家樹さんとのご縁は、自分の子孫に引き継ぐきっかけという意味では素晴らしい宝物になったと思っています。
ありがとうございます。さらに引き継ぐ宝物が増えることを願っています。
次はぜひ母方も調べたいと思っています!
益田様からは、過去の先祖を振り返るというだけでなく、バトンを後世に絆ぐという未来へ向けた熱い思いをお聞きすることができました。公私共に、人生のパーパス(目的)の重要性を想う益田様のご活躍を心から祈っております。
この度は、インタビューにご協力いただきありがとうございました。