コロナ前に伊勢、三重に家族で旅行する機会がありまして、亡くなった祖父から「真田家は伊勢がルーツなんだ」と聞かされていたので、せっかくだから役所に出向いて戸籍を取り寄せてみました。

そしたら、明治初期くらいのかなり古い戸籍がでてきて、ちょっと見てみると養子にいってまた戻ってきたとかそういう経緯が確認できて、知らなかった先祖の歴史を目の当たりにしました。

そこからちょっと面白くなってしまって、父方だけでなく母方も全部、3ヶ月くらいですかね？田舎まで出向いて戸籍を全部集めてきました。

はい、ご先祖様がいた地域を見てみたいと思って行きました。現地を訪れて感じたんですが、訪れた地域の中にはあまり活気のないところもありました。自分にとっては1つの故郷になるので、なにか貢献できたらなと思いましたね。

やはり、かつての地名と今の地名が違ったので、どの役所に行ったらいいのか調べるのが大変でした。

昔の戸籍をコピーしているので、薄かったりして、そこはもう役所の方に確認したりしましたね。たまたま詳しい方がいらっしゃって、教えてもらったりしました。

いくつか家系図業者を調べたんですが、家樹さんはその実績がありましたし、ホームページとかの作り込みがしっかりされている印象だったので、依頼しました。

調査で集めてもらった資料も納品してもらいましたが、まずその資料の量に圧倒されたというか、驚きましたね。

当初はもともと大名との繋がりはないと思っていました。なので、今の名字の由来などが知れればなっていうくらいの気持ちでしたね。

そうですね。時代的にも江戸時代の暮らしぶりなどもわかれば知りたいなというくらいでしたね。でも家樹さんはかなり遡ってくれて、平安くらいからさらに古事記なんかにも出てくる紀伊国造の辺りじゃないかっていうところまで調べてくださいました。

そこまで調べてくれるんだっていう驚きの一言でしたね！

もともとは三重の方で酒屋か何かをしていたらしいんですが、曽祖父は三男とかだったので、家業を継がないで東京へ出てきたようなんです。伝承というか、それくらいの話しかありませんでした。なので、いわゆる戦国武将とのつながりなどもないんだろうなと思っていましたが、調べていただいた結果、その戦国武将と同族だったということがわかって、驚きと嬉しさを感じましたね。

学校の教科書や、大河ドラマで見るような、物語の中の世界が実際にあったんだなと感じれるようになりましたね。

そうですね。ただ、こうして家族の歴史を知ることによって、私の曽祖父も江戸時代の生まれですけど、江戸という時代がそんなに遠くない、わりと近くに感じられるようになったという変化があったと思います。

特にやはり曽祖父や祖父の時代は大きく時代が変わる時、明治維新があって、戦争もあって、そういった中で生き残っていただいたということは、すごく感謝しますね。

そうだったと思います。自分につながるご先祖様、誰一人が欠けても今の自分がなかったと思えるようになったということは、やはり今回、この家系図作成をして良かったと強く感じましたね。