熊本在住の松田様にオンラインでのインタビューをお願いしました。
熊本地震でお墓が倒壊してしまった事で、ご親戚やご住職にご協力していただきながら、お墓を再建しました。その頃から松田様は、家族とのつながりを意識するようになり、家系図を作って“生きた証”を後世に残していきたいという気持ちになっていったそうです。
調べたご先祖を家系図に刻む想い
家系図を作ろうと思ったきっかけは何ですか?
色んな出来事が数年間に渡ってあったことで、家系図を作ろうと思いました。
色んな出来事とは何があったんですか?
一つは、父が数年前に亡くなって私が松田家の長になったので、還暦も迎えご先祖のことを知りたいと思ったことです。
ご自身が家長になることで、家族や先祖への思いが深まったんですね。
あとは熊本地震があった時に、父が建てたお墓が倒壊してしまい、新たに自分でお墓や墓誌を建て直したんです。その時に母方の叔父に石材店を紹介してもらったり、墓誌に彫るご先祖の名前を住職に聞きながら、祖先と向き合ったことが家系図を作る一番のきっかけでした。
災害にあわれて、お墓を再建するというのは大変だったと思います。
自分が若い頃は、お墓参りに行っても手を合わせるだけの感覚でしかなく、あんまり家系図とか関心がなかったけど、色んな出来事が重なったことがきっかけで考え深くなりましたね。
熊本地震の経験や松田家の長になった事は、松田様にとって大きな変化だったんですね。
そうですね。数年間にわたり調べたご先祖の名前を知る中で、ご先祖の生きた証を家系図として“子供達に残していきたい”という気持ちが芽生えました。
家系図として後世に伝えたいという思いは、素晴らしいことですね。
私が父方、従兄弟には母方の取得した戸籍を綺麗にまとめたかったので、インターネットで家系図会社を探していました。数ある中で家樹さんのホームページは見やすかったのと、対応が良かったので家樹さんに家系図を作ってもらおうと思いました。
お褒めいただき、ありがとうございます。当社のサービスが松田様のお役に立てて嬉しく思います。
親戚へ贈った家系図で、いい関係の築き手にしたい
ご家族やご親戚にまつわる思い出は何かありますか?
父方祖父の家は近所だったので、小さい頃はよく遊びに行ってました。
おじい様との印象深い思い出はありますか?
祖父は文房具屋を営んでいたので、そこでよく消しゴムや鉛筆などを買っていましたね。あとは家で、祖父が縁側に座っているのが記憶に残っています。
文房具屋さんでのお買い物や、おじい様の縁側の風景、どちらも松田様にとって特別な思い出となっているのですね。
母方の家にもお世話になっていましたが、私が高校、大学と進学すると、だんだん親戚のところには行かなくなっていって、付き合いが薄くなってしまったんですよ。
学業や新しい出会いが増えていく中で、親戚の方との付き合いが減っていくことは、仕方ないことなのかなと思います。
家族や親戚とのつながりは変わっていくものだけれど、もう少し大切にすればよかったと思いました。
松田様は家系図を追加でご注文をしていましたが、ご親戚の方にお配りになられたのですか?
そうですね。母方の戸籍を取ってくれた従兄弟や、お墓を再建した時に協力してくれた叔父に家系図を渡しました。
従兄弟や叔父に家系図を贈ることで、新たなつながりを作れる機会となったのではないでしょうか。
そうですね。家系図を渡すことで、昔のような付き合いができたらと思ってました。
ご親戚の方とご共有されることで、新たな発見や話題が広がることを願っています。
家系図は未来へ語り繋ぐメッセージ
弊社で調べた戸籍調査の中で松田様が知らなかったご先祖はいましたか?
初めて聞く名前の人もいましたし、高祖父が養子だったのは知りませんでした。父や祖父から聞いたことがなかったので、驚きました。
新たな事実に出会う瞬間って、本当に驚きますよね。
家族の情報を新たに得て、松田家が出来た歴史を理解できてよかったですよ。
また家系図の下書きをお送りした際に、追加で40名ほどの加筆を希望されましたね。
家系図の下書きを見て、自分の調べた情報も含めて加筆をお願いしました。
40名の加筆は中々ないことなので、驚きました(笑)
ご先祖一人一人がいたからこそ、自分がこうして今存在しているということですから、全てのつながりを家系図に残したいと思いました。
松田様に関わる人物を誰も忘れることなく伝えていくことができますね。
加筆してくれた方には本当に良くしてもらいました。とても感謝しています。
そう言ってくださると、担当者の励みにもなります。嬉しいお言葉をありがとうございます。完成した家系図はご家族に見せましたか?
実はまだ子供たちに見せていないです。私が若いころ、ご先祖のことなどに関心をもてなかったので、子供たちが興味を持ち始める時期がきたら、昔話しをしながら家系図を見せたいと思っています。
お子様たちがご興味を持たれる頃が楽しみですね。
そうですね。うちには家宝らしいものがないから、子供たちにはご先祖が生きた証が載っている家系図は大切に欲しいことは伝えるつもりです。
これから、お子様にも加筆していってほしいですね。
熊本地震でお墓が倒壊した経験から、ご先祖と向き合う機会があったからこそ、生きた証を作っておけば、一生忘れない証拠になると思えたので、子供たちには家系図と共にご先祖の大切さを教えていきたいです。
松田様には、お子様が自分のルーツに興味を持ちはじめた頃になったら、一緒に家系図を囲んで松田家の思い出話しをしていただきたいと思います。
この度は、インタビューにご協力いただきありがとうございました。