東京都内で不動産会社を経営されている山﨑さん。今回は戸籍以上のご先祖調査「STORY」をご依頼いただきました。
今回は山﨑さんの会社にお伺いして、小さい頃の思い出や、ご両親や祖父母からの言い伝えと重ね合わせながら、ご先祖探しの感想を語っていただきました。
亡き父から引き継いだ家系図作り
本日はよろしくお願いします。まず今回、家系図作り、ご先祖調査をしてみようと思ったきっかけを教えて下さい。
実はもともと、家系図作りは父親が生前取り組んでいたことだったんです。ただ、戸籍を取得して簡単な家系図を書くだけでも手間がかかりますし、図書館や資料館までの調べ物なんてものは当然、慣れない人からすると大変だったんでしょうね。家系図は途中で未完成のまま、父は体調を崩し、逝去してしまいました。父亡きあとに途中で止まった家系図を見て、ならば父親の代わりに自分が完成させてみたいと思うようになったんですよ。
そうだったんですね。確かに家系図作りは後回しにされがちなので、ずっと後回しになった挙げ句に未完成のまま頓挫してしまう場合もありますよね。
ただ、自分も家系図なんて作ってことはもちろんないし、仕事も忙しいので時間もないですから、思い立ったはいいものの、なかなか手をつけられてなかったんです。そこで知人に教えてもらったのが家樹さんでした。
この度はご紹介いただけて光栄でした。
私はNHKのファミリーヒストリーという番組を観るのが好きで、観るたびに有名人はこんなことをやってもらえて羨ましいな。と思っていたのですが、まさかそれを一般向けに提供している会社があるなんて、思いもしませんでした。
確かにまだ知名度は低いです・・弊社とNHKの番組とは予算の桁が全然違うので、全く同じ調査をすることはできませんが、なるべくあのような体験に近づけるように企業努力を続けています。
ただ、家系図って戸籍を取って書くイメージだけだったんですが、今回は図書館や文書館での文献調査や現地調査、色々なところに連絡もとってもらって先祖を探してもらったので、かなりイメージが変わりましたね。
今回のご依頼の場合、戸籍から作る家系図はすでにある程度できていましたし、ご先祖の言い伝えとか、子供の頃も思い出や家族写真等をお持ちだったので、戸籍以外の手段で調査する方法がよいと思いました。それで、戸籍以上のご先祖調査を提案させていただいたんですよ。
なるほどね。戸籍の情報からじゃ江戸末期くらいのことまでしかわからないからね。
50年間疎遠になっていた本家との再会
今回の調査の過程で本家を突き止めることができて、さらに再会できたことで思い出深いものになったのではないでしょうか。
そうですね。最後に本家に行ったのは5歳位の時でしたから、もう50年以上も疎遠で、場所も全然覚えていませんでした。昔は本家の裏山の奥の方に墓があって、家も土間があって古く重厚感があったことは今でも鮮明に覚えています。
今の本家の印象はどうでしたか?
やはり今になると、色々なものが様変わりしていました。家は現代風の家屋になっていましたし、お墓も裏山ではなくお寺の墓地に移動(改葬)していました。自分の記憶は50年前までで止まっていたので、今回本当に長い年月を感じましたね。当然ですが、今の本家は自分の存在をご存じの方もいませんでしたし。
本家とはどんな話をしましたか?
まず、山崎家のルーツについて、知っていることを教えてもらいました。次に、本家に残っている文書、過去帳や写真を見せてもらって撮影させてもらい、最後に記念写真を撮りました。山﨑家の先祖と自分が「顔の輪郭が似ているのでは?」なんて話でも盛り上がりましたね。自分一人では心細いですが、家樹さんも本家に同行してもらえたので、心強かったです。
今回は本家山﨑家の菩提寺の協力が得られたことも大きかったですね。
そうですね。菩提寺の住職にも家樹さんと一緒に話を聞きに行きましたが、本当に親切に対応してもらえてよかったです。今でも本家と菩提寺の関係がしっかり続いているんだなぁと感じました。本家に話を通してもらえたのも、住職のおかげでしたしね。
お寺の墓地には、本家の墓がきちんと建立されていましたよね。
はい。昔の裏山にあった墓石も墓地にキレイに改葬されていました。江戸時代の墓石は古くて何が書いてあるのかわからなかったですが、新しい墓誌にご先祖の名前が彫られていたので江戸時代の元禄生まれのご先祖まで一気に知ることができました。それにより天皇家につながる氏の流派も家樹さんに推測してもらえました。
50年ぶりの本家へのお墓参りは、どんな気分でしたか。
なんだか不思議な感覚でした。小さい頃に何も考えずにお墓参りをしたときとは違い、自分も結構な歳になっていましたし、感慨深いものでしたね。これからもご先祖の存在を忘れずに、定期的にお墓参りを続けたいと思いました。
お気に入りのファミリーヒストリーブック
調査の納品物である、ファミリーヒストリーブックを気に入っていただけたようで、よかったです。
このブックはとても気に入ってますよ。やはり絵とか写真があると、パラパラ読むだけでご先祖の印象がつかめます。調査報告書の文章だけでは寂しいですし、親戚に配れるようなキレイなブックが付帯していて本当によかったです。今回の本家との記念写真や古い家族写真、過去帳等の画像も含めてもらえたので、感激しました。家でも時間があればパラパラめくって家族で楽しんでいますよ。
喜んでいただけて本当によかったです。ファミリーヒストリーブックはビジュアル中心でお子様に見せても伝わるような絵本をコンセプトにデザインしています。
確かにこれだったら子供に見せても伝わるかもしれませんね。こんなキレイなブックは自分では作れないので、プロに頼んだ甲斐があったと思いました。
これからやりたいこと
今回の調査をうけて、まだやりたいことはありますか?
親戚にブックも配布して喜んでもらってますし、今回の調査で十分満足していますが、これから時間があれば祖母の旧姓の家のルーツ等も辿ってみたいと思っています。こっちの家もたくさんの言い伝えがあり、やりがいがありそうなんですよね。
そうですか。やっぱり他の家も気になってきますよね・・・こうなってくると、本当に家系図作りって終わりがなくて、奥深いものなんですよ。
本当にそうですね。でも取組むことによって自分も成長していくような気がしてきます。自分の知り合いの経営者にも勧めてみようと思っています。
よかったです。本日は、色々な話をしていただき、ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました。とてもいいサービスだと思うので、応援しています。これからも頑張ってください。
納品物①
FAMILY HISTORY BOOK
納品物②
調査報告書