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ルーツを語ろう。vol.5

大切なのは『3世代の幸せ』有限会社川本商店 代表取締役 川本恭央 様 大切なのは『3世代の幸せ』有限会社川本商店 代表取締役 川本恭央 様

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墓装品の国内トップメーカーでありながら、寺院再興事業・神仏具仏壇販売・尊骨事業・墓地許認可事業等、多様な事業を手掛ける供養のプロフェッショナル、有限会社川本商店の川本社長に先祖供養とお墓、家系図について、お話をうかがってきました。

3世代の幸せとは

本日はよろしくお願いいたします。川本商店は様々な形で供養に携わっていると思いますが、その中で大切にしている考え方を教えてください。

私の造語ですが「3世代の幸せ」というものがあります。たとえば、お父さんが酔っ払いで家族に迷惑をかける。すると息子は反面教師でしっかり者に育ちますね。そんな息子さんに対しては、酔っ払いのお父さんは「酔っ払いの父」の役割があったというわけです。

役割?ですか?

お父さんのそのような姿を見て育った息子さんは、「酔っ払いの親父を見ていて、本当に嫌だった」といいますよね。でもね、そこを聞き続けると最後には親を認めるのです。「でも、それだから勉強を頑張った」とか、その時に、すかさず相手の言葉を反復してあげるのです。「お父さんのお陰かな?」とかです。お墓の仕事は墓もりという言葉があるくらいで、三世代の話をききやすい仕事です。

確かに、お墓に携わる方であれば、そういう話を聞く機会も多いかもしれませんね。

私は3世代で見ていけば、どこの家庭もみな平等だと思っています。私もあなたも違いはないはずです。それを“1世代”でみたとき、自分に困難なことが起きたとき、例えば会社が倒産したり、大病を患ったりしたときに、「なんて自分は不運なんだろう」と思ってしまい、ウツになってしまうかもしれない。でも3世代の流れでみれば、この困難は自分に与えられた“役割”ととらえることができるのです。

なるほど。そう考えると自分の困難にも意味があるんだ、と思うことができますね。

その通りです。仏教では蓮の花の教えがあります。蓮は泥の中からしか美しい花を咲かせません。泥を綺麗にしたら大輪は咲かないのです。人も同じで、目の前の困難は仏さまからのプレゼントだと仏教では考えるのです。神様は乗り越えられる試練しか与えないとはよく言いますが、目の前のことに本気になって逃げずに立ち向かうことで、人は成長していけるのです。苦があるから本気になれると思います。

どんな困難でも自分だけのことだと考えずに、自分の“役割”だと考えると、自然と気持ちが楽になるような気がします。自分も困難な状況になったら、「3世代の幸せ」を思い出してみます!

川本恭央様

お墓と「しがらみ」について

近頃だと、お墓というと“少し面倒なもの”というイメージが出てきてしまっていますが、お墓に深く携わる川本社長はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

供養産業と呼ばれる「葬儀」「仏壇」「お墓」において、墓もりという仕事により3世代にかかわるのは「お墓」です。そして、お墓には親から子へと思いを伝えていく力があります。例えば、「仏壇」にはお水やごはんをお供えする必要がありますが、たとえそれをやらなかったとしても、家族以外は誰も見ていませんから、咎められることはありません。

確かに。仏壇は家の中にあるから公には見られないですね。

一方「お墓」の場合、お花をあげなかったり掃除をしなかったりすると、親戚や周囲から「あそこの家は墓参りをほとんどしないね」と言われてしまいます。そんなこともあってお墓は「しがらみ」の象徴だと私は思っています。

しがらみの象徴ですか。

戦後はアメリカの影響で自由であることがもてはやされているため、「しがらみ」という言葉はネガティブなイメージがありますよね。ですがこの「しがらみ」によって、その家では当然、墓参りをしなくてはいけなくなる。これは、むしろ良いことなんです。

え?それが良いことなんですか?

人は自分が困難な時にだけ神頼みをしますから、「しがらみ」によって普段から意識せずともお参りができるようになります。そんなお墓参りをしている父や母の姿を見ることは、子供にとってとても重要なのです。亡くなったご先祖様を敬い、大切にしている両親の姿を自然に感じることができるのが、お墓参りなんです。私はしがらみという言葉は好きですね。

なるほど!お墓参りにそんな意味もあったんですね。

よく「後ろ姿で導く」という言葉がありますが、それはまさしくお墓参りのことであり、最高の教育の場所なんです。「お前、頑張れよ」「勉強しろよ」と直接言葉にしなくとも、先祖を大切にするご両親の背中を通して、そういった想いは伝わりますよね。

確かに伝わりますね。少しお墓参りのイメージが変わりました。

川本恭央様

養子を迎えるとご先祖様が喜ぶ?

次に、川本家の家系について可能な範囲で少し教えていただけますか?

私の父は北九州の出身ですが、その家を絶やさないために、本当の父の弟のところに跡継ぎとして養子になりました。昔は兄弟も多くよくあったそうです。そんな養子を迎えますと、その家系のご先祖様たちがものすごく喜ぶのです。

先祖が喜ぶのですか。そのように思ったことはなかったです。なぜですか?

ずっと繋がってきたのが絶えそうなのを、他人さんがきて繋いでいってくれる。「ありがとう、ありがとう!」とご先祖様は喜ぶのです。そしてその積んだ德は養子になったご本人ではなくその子孫の方々に積まれていくと考えられているのです。

なるほど!養子に出るってすごくいいことだったのですね!昔まで遡る家系図を作成していると、養子縁組は本当によく出てくるのですが、現代では「家」より血縁が重視されていて、養子であることをネガティブに捉える方もいらっしゃるのですよね。

養子にきたご本人はとても偉いと思いますよ、よその家からきて肩身の狭い思いをしたかもしれません。でも、これだけの先祖が喜ぶって本当にすごくて、私は養子のことをお聞きすると自分の家の話をしながら褒めますよ、ご先祖様が喜んでいると

養子の家系は胸を張っていいってことですね!大切なことを教えていただき、ありがとうございます。

川本恭央様

お墓と家系図の共通点とは?

例えば1,000万円の借金をした人がいたとしましょう。その人は毎日「1,000万円をどうやって返そう…」と思い悩むことでしょう。ですがいったん自分のことはちょっと横において、人のために動くのです。

自分ではなく人のため、ですか。

人のために動くと心に余裕がでてきます。それは、人は他人のために動くと元気になります。人のために動くことで自己肯定感があがっていくし、自分のキャパシティーも広がっていくのです。先程の話で他人のことで動いても1,000万円は減りませんが、こちらの心は広くなり余裕ができ智慧が生まれます。

あ、結局自分に返ってくるってことなんですね。

そう。利他が利己になっていく、これを回向(えこう)と呼ぶのです。ご先祖様に供養すること、これを回向供養といいます。自分が幸せになるためには、あえて人のことを幸せにするための時間を使うことです。

確かに、人は自分のためだけには生きられないですよね。

私たちのような供養産業のものは、倒産した、ガンになった、といった「苦」について聞いてあげるんです。否定したり頑張れだなんて言わずに、ただ、ただ、ひたすら聞いてあげる。そのときに「お父さんはどんな方だったんですか」「お子さんはどんな方だったんですか」と視野を広げてあげるんです。すると自分はこういう風に影響受けたとか、こうしてもらったとか、場合によっては悪くいったりするわけですが、そうすると役割が見つかるかもしれませんね。

何でも聞いてあげることが大切なんですね。

お墓って亡くなったあともお墓参りで何度も足を運ぶものじゃないですか、だからそういう関わり合いができる、お墓はそんな場かなと思っているんです。葬儀って1回きりですが、お墓は立ててから付き合いが始まり、大体3世代分の遺骨がはいりますがその後、必ずお墓に来て私たちと顔を合わせるわけですよね。

確かにそうですね。

そのときに、ご機嫌取りでもなく同情でもなく、淡々としながらお客様の話を聞いて共感してあげる。それが供養産業、とくに「お墓」を取り扱う私たちの役割かなと。家系図も、そういったツールのひとつというか、「この方はどういう人だったんですか」と話しを聞く機会ができますよね。だから家系図もお墓も同じ役割を担っていると私は考えているのです。

川本恭央様

確かにそう考えると、お墓と家系図は同じ役割かもしれませんね。私たちも、家系図は先祖や家族を思い出すきっかけ作りをしてくれる便利なツールだと思っていますから。

本日は、貴重なお話をたくさんしていただき、ありがとうございました!

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