親への贈り物、冠婚葬祭など家系図が利用される具体的なシーンをご覧いただけます。
家樹で家系図を作成する
メリットをご紹介
終活・自分探しの場合
今まで自分が知らなかった先祖のことを知ると、今の自分が生きていることに感謝の気持ちが生まれます。自分の先祖が1人でも欠けてしまえば、今の自分はいないからです。本当に色々な偶然が重なり合って今の自分がいることに気付けると思います。
自分が生まれる前にたくさんの先祖がいたことを知ると、自分がたくさんの人に囲まれていたことに気付くことができます。もし今の自分につらいことがあっても、家族の中で自分はそんな「役割」なんだと思えるようになり、気持ちが楽になったという方もいます。
自分より遥か前に生きていた先祖のことを、自分が生きているうちに知っておきたい、と思うことはとても自然で尊いことです。「昔の先祖」を知るということは、正に「今の自分」を知ることと同じことです。普段忙しく毎日を過ごしていると、そのような先祖への感謝の気持ちは忘れがちなものです。でも家系図を作ることで、家族のつながりを再確認できて、今自分がいることに対して先祖に感謝の気持ちを持てるようになります。
皆さんはこれまでに1度くらいは、「自分は何で今生きているんだろう?」とか、「自分はどこから来たのだろう?」とか考えたことがあるのではないでしょうか。1度位だったら考えたことがある方もいると思います。人は生まれて3歳位からの記憶しかないと言われていて、一生のうちに自分で見聞きできる情報も限られています。
そんな中で、家系図の作成は自分が生まれたときのことや、生まれる前のことを公的な資料から知ることのできる貴重な体験になります。この国の公的資料である戸籍は、いつまでも保存されていることが約束されているわけではありません。そのうち廃棄されてしまう可能性もあります。いざ先祖のことを知りたい、と思い立ったときにはもう資料が残っていない、自分の子供に家系図を残すことができなくなってしまった、ということにならないように、思い立ったらすぐ取り掛かることをオススメします。
家系図を作って、先祖のゆかりの場所を知ることができたら、是非その場所に行ってみることをオススメします。自分の生まれた場所から始まって、順に自分の先祖のゆかりの場所を順に巡ってみれば、ちょっとした旅になる思います。
この「ルーツの旅」に美味しい料理や立派なリゾートホテルは要りません。なぜなら、自分のルーツを辿るという旅の目的があるからです。先祖のゆかりの場所は、全く関係ない人が今住んでいるかもしれません。建物も何も建っていない空き地になっているかもしれません。とんでもない山奥かもしれません。行って景色を目にするだけで、感慨深い気持ちになり、自然と涙が出てくるかもしれません。
先祖のゆかりの場所は、今の自分とリンクした特別な場所、つまり自分だけの聖地のようなものです。旅の後は、「こないだ自分のルーツを辿る旅に行ってきたんだ…」と、その話を周りの人に聞かせてあげてみると、とても話も盛り上がると思います。家系図を作ることで、こんな素敵な体験もできるようになります。
誰でも、自分の生まれた場所は知っていると思います。でも自分の遥か昔の先祖が暮らしていた土地まではわからないと思います。家系図を作る過程で、先祖が暮らしていた土地に関する情報も自然と手に入ります。家系図を作る過程で、自分の先祖が暮らしていたであろう土地、つまり「先祖のゆかりの場所」を知ることができます。長い間都市部に住んでいる方は、今まで何のゆかりもないと思いこんでいた場所が、実は先祖のゆかりの場所だったとわかることもあり、何でもない土地にもとても愛着がわいてくるようになります。自分が小さい頃におばあちゃんから聞いた言い伝えを思い出すかもしれません。
家系図を作ると、そんな自分のルーツについて語り、伝えることができる、「新しい自分」になることができます。家系図を作ることで、そんな体験もできるようになります。
自分の両親や祖母から先祖について教えてもらったことがあったとしても、普通は自分の曽祖父(ひいおじいちゃん)の代くらいまでではないでしょうか。自分の子供も、いつか「一体自分はどこから来たのだろう?」とか考えるときがあるかもしれません。そんなときに、「ウチの祖先は〇〇のあたりに住んでたんだよ」とか「自分の祖先は漁師だったらしい」とか、家族の歴史を直接自分のことばで子供に伝えてあげられたら、とても素敵だと思いませんか?
家系図は1度作って終わりではなく、子供に引き継いでいつまでも続いていくものです。今の家族に家系図がない場合は、自分がその1番最初の家系図を作ることができるということです。生きている間に何か立派な功績を残さないと自分の銅像は建てられません。でも家系図は誰でも手軽に作ることができて、後世に渡って自分が生きた証にもなるものです。作った家系図は形見として子供に託して、いつまでも引き継いでいってもらえる家族の宝物にもなります。
家系図は昔を懐かしむためだけに役立つのではなく、実用的なメリットもあります。親と相続に関する話をしたいけど、まだ親が元気なうちにそんな話はしにくい、といった場合も多いと思います。相続にまつわる問題は、事前に遺言等の生前対策をしておけば大抵は解決できるものですが、親が元気な間はそのような対策を考えることもなく、いざというときに困ってしまい後悔することも少なくありません。
家系図は自分の人生を豊かにする目的で作るもので、前向きな気持ちで取り組むことができます。その一方、自分や両親や祖父母の相続について考えたり、エンディングノートを書くよいきっかけにもなるものです。さらに、家系図を作成する際に収集する戸籍は、使用期間の制限がなく相続手続にそのまま利用することができるので、相続手続の準備にもなり、無駄がなく一石二鳥です。
贈り物としてのメリット
家系図は、自分の両親や祖父母へのプレゼントとしてもとても喜ばれます。ご両親も、自分から連なる壮大な家系図を見れば、自分を起点にたくさんの子孫がいることが確認できて、「子供を産んで本当に良かったな」と感じてもらえると思います。家系図にはたくさんの家族や先祖が描かれますので、きっとご両親にとっても懐かしい名前が並んでいるものです。懐かしい名前を見ると、昔にタイムスリップしたように若返った気持ちになってもらえるかもしれません。
大切な両親や祖父母にそんな体験を提供できる贈り物は、きっと家系図だけです。もしまだ家族で家系図を作っていないのであれば、記念すべき最初の家系図を大切な家族にプレゼントしてあげて下さい。
親戚が一同に会する法事や法要の際のお供え物・引出物に迷ったら、簡略化した家系図を品と合わせて贈ってみることをお勧めします。きっと参列された親族の方も興味を持って家系図を見てもらえるので、参列者どうしの会話も弾みます。食べ物と違い、消えてしまったり捨てられたりすることのない記念品になります。
法事のときは、最も自分の家族や家系を意識するタイミングだといえます。家系図を作って、親戚どうし懐かしい話に花を咲かせるきっかけにしてみてはどうでしょうか。きっと天国にいる故人様にも喜んでいただけると思います。
結婚したり、子供が生まれたりしたときも家系図を作るよいタイミングです。すでに家系図を作成されている方は、その家系図に生まれたお子様を新しく加えてあげましょう。まだ家系図を作られてない方は、これを機会に記念すべき最初の家系図を作成してみてはいかがでしょうか。
家族写真では今生きている方しか写ることができませんが、家系図であれば大昔の先祖様と一緒に同じ枠に収まることができて、家族の歴史を見直すきっかけにもなります。家系図から自分が家族の歴史の一部を担っていることを意識することで、これからも家族を大切にして幸せな家庭を築いていく決意も強くなるはずです。
家系図を作っても、家族の歴史の全てが分かるわけではありません。だからきっと、直接両親に聞いてみたくなるはずです。自分の生まれた時の記憶はないので、「自分が生まれた場所はどんな場所だった?」「自分が生まれたときは、どんな天気だった?」と聞いてみてもいいかもしれません。祖父母には、「自分の父は小さい頃どんな子供だったの?」「おじいちゃんが若かった頃は、どんな時代だったの?」とか聞きたくなるかもしれません。
昔のことを尋ねれば、きっと懐かしみながら昔のことを教えてくれるはずです。祖父母が自分の人生をまとめた自分史を書くキッカケにもなるかもしれません。家系図を作ることで、家族の色々なことに興味がわいて、家族と話すことが楽しくなる。家系図と作るとそんなメリットもあります。
その他
まともに面と向かって話もできないまま他界してしまった両親のこと、もっと知りたいと思うはずです。その親がいなければ今の自分はいないから、知りたくて当然です。もう亡くなってしまった親から直接話を聞くことはできませんが、戸籍を辿ってその生きた足跡を辿っていくことはできます。
親のルーツを辿って、生まれた場所や育った場所に足を運んでみると、意外な発見があるかもしれません。身内が亡くなったときこそ、故人のことを想い、故人が生きた証を残す意味も含めて、家系図を作るよいタイミングです。
家系図を作る様々なメリットを
ケースに合わせてご紹介